平成26年(2014)7月、文学圏は通巻700号を達成しました!
記念祝賀会が、姫路商工会議所にて盛大に行われました。
翌日の神戸新聞NEXTに掲載された記事です。
兵庫県の播磨地域を中心とした短歌同人誌「文学圏」の700号が発行された。
終戦間もないころから、連綿と表現を追究してきた。
このほど、県内の芸術家でつくる文化団体「半どんの会」から文化賞も受け、新たな一歩を踏み出した。
発行する文学圏社は1946年3月、福崎町の木村眞康が主宰して誕生した。
「奥播磨の一隅を照らすささやかな文学の灯」を理念に、
当時は短歌、詩、随筆などの総合文芸誌だった。
同町出身の歌人岸上大作が参加したことでも知られる。
現在は60~90代の約60人の出詠者がいる。
編集委員が選考し、月1回「文学圏」を刊行している。
「日々のつぶやきのようなもの」「苦しいときも短歌に救われた」。
このほど記念祝賀会を姫路市内で開き、喜びを語り合った。
代表の下村千里さん(81)=同市豊富町=は
「継続は力。結社の枠を超え、みんなで守ってきた」と振り返った。
700号記念特集号では、これまでの歴史や社外からの寄稿も収録した。800円。
文学圏社 TEL078・961・5676