<更新情報>
2025年2月5日に各ページ更新しました。
寒さ厳しき折り、ご自愛ください。
おかげさまで創刊800号を迎えました!(2022年11月号で達成)
兵庫県播磨地域を中心に活動をしている短歌結社の文学圏です。
同人誌「文学圏」は、おかげさまで2022年11月に通巻800号となりました。
昭和21年の初刊発行以来、実に75年もの長きにわたって 兵庫県内屈指の短歌結社として活動を続けているのです。
2007年6月に「姫路市芸術文化賞 文化年度賞」を受賞し、また、 2014年7月には「半どんの会文化賞」を受賞し、 今、もっとも注目を集めている短歌結社でもあります。
「文学圏」の活動は、歌会の開催や機関誌の発行にとどまらず、 講演会や、地域の文化活動のお手伝いなど多岐にわたっています。
みなさんも、短歌を通して自己表現をしてみませんか? 恋の歌、自然を愛する歌、家族の歌、社会批判の歌など・・・
ご興味がおありでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。 新会員の募集は随時行っております。
十首選 2025年2月号 (2024年12月号掲載分より選歌)
選者 山本みさよ(潮音)
・ ようやくに夕べの風の涼やかさ漫ろあるきの歩をのばしおり 吉永久美子
・ 城跡の山の端より月上りその山の向こうに電車のひびき 多田敏子
・ 目覚むれば忘れてしまひし夢なれどほのぼのとせる思ひのこりぬ 山本圭子
・ けふひと日物音なくばわが内耳の高く鳴るなり木犀こぼる 宮脇経子
・ 力入れし高砂染の題名を「ともこのきもち」とつけて出したり 上田知子
・ 播磨路は祭り一色神無月いずこともなく聞こえくる太鼓 平野隆子
・ ふるさとの山の辺行けば旅人になりたるような淡き郷愁 尾花栄子
・ 葉の色をわずかに紅に彩りて山は秋へと歩み始める 馬場久雄
・ 水不足愛情不足肥不足 紫陽花にそっと「ごめんなさ いね」 藤澤雅代
・ すかすかのサイダーみたいになりて臥す祭りに帰りし子らの去にたり 青田綾子
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会員の受賞だより👑
西脇市短歌大会 特選二席入選
この町に本屋があるということがパン屋が出来ることよりうれし 松下孝裕